妻が臨床心理士を目指して大学院に行きたいと言い出した。 ~あきらめない人生~

突然、36歳、子供三人抱えた妻が大学院に行きたいと言い出したらどうしますか?

また、結婚して新たに資格取得や、専門知識の習得のため大学や大学院に行きたいと思ったらどうしますか?

私の妻は、今年大学院の試験に合格しました。

そこまで来るには、お互いにいろいろ思うところもありました。

世の中には大学院にもう一度行きたいという人もいるのではないかと記事にしました。

結婚後、「大学(大学院)に行きたい」という環境にある方に読んでほしい。

そして、お互いに参考になればと思っています。

もう一度夫婦について、よく考えてみてはいかがでしょうか?

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妻が大学院を目指した理由

妻は、以前から私たちの息子が発達障害ではないかと言っていました。

しかし、私は「発達障害?」この子のどこがおかしいんだ?普通だろう?

と私にとっては、ごくごく普通に息子の行動を個性として受け止めていました。

妻が発達障害ではないかと言い出したのは、息子が5歳の時のことでした。

しかし、息子が年を重ねるにつれ7歳の小学2年生の時に私は妻のいう「発達障害」というものを初めて調べました。

私は「発達障害」に関する本という本を買いあさりました。そこには、たくさんの思い当たることが書かれていました。

私にとっては、普通のことと思っていたのですが、書かれている内容があまりにも息子の特性と一致することから 心療内科にかかることになったのです。

そこからは、私たちの息子に対する態度や考え方はガラリと変わり、今では息子も落ち着いてとても順調に育っています。

妻は自分が経験したことを振り返り、自分も臨床心理士となって同じような母親の力になれればと臨床心理を目指すことを心に決めたのです。

臨床心理士になるためには、指定大学院を卒業する必要があり、妻は大学院を目指すことにしたのです。

 

 

大学院に行きたい

妻は、ある時私に「臨床心理士になるために大学院に行きたい」と打ち明けました。

「お~いいじゃん~」っていうほど私もできた旦那ではありません。

「何考えとんねん~なんで子供でもないお前を大学院に行かせにゃならんねん。」

いや~なかなか36歳から大学院に「行っていいよ~」と言える人は少ないのではないですか?

だけれど、妻は大学院に見事合格し行くことになりました。

そこには、妻の意気込みと絶妙な説得術がありました。

それは、同じように大学や大学院に行きたいと思っている主婦には参考になるのではないでしょうか?

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目標は高く見せること

妻は、大学院の情報を調べていくつかの候補を選んできました。

そして、私に言ったのは一番難しい大学の名前をあげました

一発では受からないだろうけれど、行くからにはいい大学で勉強したいといいました。

その時妻は、簡単には受からないということをしきりに私に言っていました。

現に私も、そこなら簡単に合格もできないだろうし、「そのうちあきらめるだろう」 と思っていました。

しかし、妻は滑り止めなどは考えず、その大学を目指していました。

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努力は報われる

そして、妻は夢に向かって猛勉強を始めました。

教材もかなり高い教材を、へそくりを削って購入し勉強していました。

暇さえあれば、冷暖房代がもったいないと冷暖房の利いた公民館の学習室で勉強をしていました。

家事もこなしながら、夜も遅くまで勉強していました。

子供たちとの関係も大切にするために、子供たちに問題を出させながら楽しそうに勉強をしていました。

当然、そうやって勉強している姿を見ると、応援したくなるのが人の常というものでしょう。

最初は、「落ちろ~落ちろ~」と呪いにも近い思いがありましたが・・・・

受験の時には、応援していました。

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合格発表

受験前は落ち着いていた妻も、発表前日にはかなり落ち着かない様子でした。

「もう、結果決まっているのだから今さら仕方ないだろう」と言っても落ちた時のショックを考えては、ため息ばかりついていました。

夜も眠れていないだろうと部屋をのぞくと・・・・グーグー寝ていましたけれど(笑)

合格発表当日は、私もこっそり仕事のついでに見に行ってきました。

妻は、ショックを受けたくないとネットで調べると言っていました。

朝10時ピッタリに発表が行われました。

なななななんと・・・・一発合格でした。

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合格してしまえば後は行くしかないでしょう~

合格してしまえば、頑張っていた姿も見てきたし、合格してからの夢も沢山聞かされていましたから

もうあとは、応援するしかなくなりました。

確かに、交通費も学費もかかります。

だけれど、お金はなんとかなっても、人生は一度きりです。

 

「子供たちがかわいそう」????

親戚たちは、「仕事をするわけでもないのに子供がかわいそう」と言う人もいました。

しかし、お母さんが先頭を切って勉強する背中を見せてきたのです。

子供たちが何も感じないわけがありません。

きっと、その姿はこれから受験を迎えるたびに子供たちも思い出すことでしょう。

そして、決して子供たちを蔑ろにしたりはしていないということです。

勉強もカードを子供に読ませたりして、寝せつけの時に遊びながら勉強したりしていましたよ。

時間が限られるからこそ、濃密な時間を大切にしますし、ひとつひとつを大事にできるということです。

そして、何より私がいますからね。

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人生80年そのうちの一瞬の出来事

人生80年、そのうち数年を思いっきり自分のしたい事をしてみることは幸せなことです。

私も「あなたと結婚したから、充実した人生を送れた」と言われたいですからね。

幸い、学費は妻も十数年頑張って働いた貯蓄もあるようですし・・・

お金のことは、考えないようにしています。

大事なのは、自分の人生をどう充実させるか、そして、その分家族をどれだけ大事にするかではないでしょうか?

中途半端な気持ちで、大学や大学院を目指すならやめてしまった方がいい。

しかし、本気で目指すところがあるのなら、あきらめる方法を考えるより、実現できる方法を考えた方がいいだろう。

 


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