クロスバイク フロントギアーが切り替えられない!!! 部品故障を疑う前に!! GIANT ESCAPE RX 3 (2019)


人生50年間、オートバイを乗り回していたのですが、健康のため1年半前に、クロスバイクの
GIANT ESCAPE RX 3 (2019)を購入しました。

購入してから、めちゃめちゃハマって土日は毎日100km程度乗っていました。
すでに、10,000kmは余裕で超えている計算になります。

所詮は、安いチャリンコと思って、たまには車体とチェーンくらいは清掃していたのですが・・・
1年半程度乗って、いろいろな不具合が起きてきた。
まずは、フロントギアが1速に入らなくなった。しかし、どうせフロントの1速なんて使わないからそのまま乗っていたのですが、3速に入れるときも思いっきり奥までレバーを入れないと変わらなくなってしまった。
次に、走行中にリアタイヤがガタガタ言い出した。原因は一目瞭然でタイヤ自体が擦れて中の生地が見えて、チューブの空気圧でタイヤが変形していたのだった。


「これはやばい」と途中で引き返していたのですが、嫌な予感は的中、パーン!と大きな音を立ててパンクしてしまいました。おかげで7時間20km自転車を押して帰ってきました。
今になって後悔したのは、もちろん日頃のメンテナンスですが、「なぜ気がついたときに空気を抜いてギリギリ乗れる程度にしなかったのか・・・・・」
いつも、出かける前にはパンパンに空気を入れていました。

もちろん、空気入れと交換用のチューブと工具は持ち歩いていたのですが、タイヤ自体が摩耗していたので交換しても、すぐにパンクすると思って押して帰りました。
でも、よく考えたらチューブを交換して空気圧を低くして乗って帰れば、結構乗れたかもしれません。もし気が付いていればどれだけ楽だったか・・・・

まあ、この話は別の記事で詳しく書くことにして、今日はシフトレバーについてです。

タイヤのパンクのことを書いたのは、タイヤの交換がきっかけだったからです。
遠くまで出かけて、故障が起きた時にどうしようもなくなってしまったら大変なことを実感しました。街中をサイクリングすることなんてほとんどないし、人や車の少ない場所を選んでサイクリングをするのに、ロードサービスもない自転車で故障しては大変と、不具合を治すことにしました。

スカスカのシフトレバーについて、まずシフトレバーが壊れたと思いました。
所詮はチャリンコと思い3✕9のシフトレバーで、同じシマノのレバーであれば問題ないと思い、ろくに調べもせずにamaazonで注文しました。
まずは、ネットで素人のブログを見て大失敗をしました。
SL-M3010というシフトレバーは、実際には2✕9の左のシフトレバーなのに、3✕9と書いてあり、「これだ〜」と思って買いました。
これが、失敗の始まりでした。届いて取り付けようと思ったら、2速用だと気がついてショックを受けました。現在付いているシフトレバーを外すと裏側に「SL-M2000」と書いてありました。
3速用はSL-M2010ということがわかりました。
ちなみに、シマノの場合、メーカーのサイトに互換一覧が更改されているので、『シマノ互換情報』と検索するとすぐに見つかります。
シマノ互換情報のPDFから、今の型番を検索したら互換部品の型番が見つかりますので、その型番から選ぶといいだす。
ちなみに、シマノのサポートに電話しても教えてくれます。

まあ~間違えたものは仕方ありません、仕方なく新たに『SL-M2010』を注文しました。
早速届いたので取り付けてみると、今まだの症状とかわらない?
「あれあれあれ? じゃ〜フロントディレイラーの故障なんだ〜」と思い、今度はちゃんと確認して『FD-M370』と書かれていたので互換のある『FD-T3000』を注文することにしました。
※フロントディレイラーには、『63-66』『66-69』と書かれた二種類が存在します。
これは、フレームの角度でロードバイクは『63-66』が多く、クロスバイクは『66-69』のものが多いようです。

しかし、在庫切れで入荷待ちだったので、注文だけして入荷されるまでとりあえず今のまま使うことにしました。

ディレイラーが届いたらすぐに付け替えられるように、息子のクロスバイクで取り付けの練習してみました。
「あれ、ギアが変わらなくなってしまった。」
そこで気が付きました。
ギアが変わらないのは、シフトレバーやディレイラーの故障を考える前に、セッティングを疑うことです。

私も、いろいろホームページを読んだのですが交換以外に答えは見つかりませんでした。
しかし、結論から言うと、サビつきはあるかもしれませんが、潤滑油やグリスできちんとメンテナンスをすれば、そうそう壊れるような複雑な部品ではないということです。
今回、いろいろ苦戦してわかりましたが、流石チャリンコ仕組みはとても簡単です。

息子の自転車を、『サイクルベースあさひ』のYoutubeを見ながらセッティングをしてみると、簡単に以前よりスムーズにギアチェンジができるようになりました。
『サイクルベースあさひ』のサイトは、とても親切で各部品ごとにメンテナンス方法が掲載されています。
息子のクロスバイクで、苦戦しながらもセッティング方法を学んでから
念のため、私のクロスバイクも、セッティングをし直すと、10分足らずで簡単に治りました。
もしかすると、シフトレバーも交換せずに治ったかもしれません。

写真付きで、マニュアル書けばいいと思いますが、『サイクルベースあさひ』という自転車屋チェーンのサイトには、Youtubeもwebサイトもあるので、そちらを参考にして、私の経験を参考にして貰えれば、初心者でも簡単にセッティングや交換ができます。

フロントシフトレバーの調整手順
*『サイクルベースあさひ フロントディレイラーの交換』でググってください♪

1. シフトワイヤーを外す。

2. ディレイラーの高さと角度を調整する。
 ・フロントディレイラーのチェーンガードとフロントチェーンホイルとが
  並行になるように固定する。
 ・外側Hiギアーの歯とフロントディレイラーのチェーンガードの外側が1〜3mm程度の
  高さで固定します。

3. フロントとリアを両方とも一番低い1速に入れておく。

4. ディレイラーのLow側のセッティングを行います。
 ・ディレイラーには、LowとHiの2つのネジがついています、これのLow側を調整します。
 ・1速のギアの歯とディレイラーの左側が当たらないギリギリの0.5mm程度に
  セッティングします。

5. シフトレバーワイヤを取り付ける。
 ・ワイヤーは、きちんと通す場所があるのでよく見て取り付けてください。
 ・ピーンと張った状態で一度取り付けて、シフトワイヤーの途中を引っ張り
  緩みを取ってから再度ワイヤーを更に引っ張りネジを締めるといいです。

6. 次は、リアもフロントも両方とも一番高い3速と9速に入れます。

7. 今度はHi側のセッティングをします。
 ・今度は、ディレイラーの外側とチェーンの右側の隙間が0.5mm程度に
  セッティングします。

8. 変速して正常に切り替わるか確かめます。
 ・まずは、ギアーを1速にして、おかしければディレイラーのLowのネジで調整します。
 ・同じように、ギアーを3速にして、おかしければディレイラーのHiのネジで調整します。
 ・それでも「トップギアーに入らない」「チェーンがディレイラーにあたっている」
  状態でディレイラーのネジで調整できない状態の時は、ワイヤーの張りが緩いと
  考えられます。

 ・シフトレバーや物によっては途中にある調節ネジで、ある程度は調整できますので
  調節ネジで締めみましょう。調節ネジで調整できないということは、もともとワイヤー
  の張りが甘すぎるということです。

私も、一番最初は、なかな調整に手こずり何時間も苦戦しましたが。
息子の自転車で苦労した分、自分の自転車の調整は、10分もかからずできるようになりました。

しかも、後で気が付きましたが、SL-M3010は2速用ですが、作りの構造は同じで、文字は2速までしかないのに、3速の変換もできることに気が付きました。

そして、無事治ったので、入荷待ちのディレイラーはキャンセルしました。

あと、思ったことは、使わない1速のためにセッティングが面倒なので、フロントは2速の方が絶対にいいです。3速だとセッティングが面倒です。慣れれば簡単ですけれどね。

シフトレバーの故障やディレイラーの故障と思ったら、まずは手順を見て調整してみてください。
シフトワイヤーの緩みやディレイラーやシフトレバーが錆びついているだけかもしれません。
買い替えを考える前に挑戦してみてください。

そうそう壊れるものでないということが、よくわかりました。

次は、チェーン交換だな!


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