世の中には、なんでもないことですぐに怒ったり、キレたりする人がいます。
特に夫婦間、家族間で、その症状が激しい人がいます。
普通に会話をしていたのに・・・・突然、意味も分からないまま怒り出す旦那にいつもビクビクしている人も少なくないでしょう。
実はそれ・・・旦那さんは、発達障害かもしれません。
発達障害とは、先天性の障害でADHDや自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)などの障害です。
とくに、自閉症スペクトラム(以降、アスペルガー)は、拘りが強く、独特な思想を持ち、気持ちの共有やコミュニケーション能力が低いことから、すぐに大きな声で話したり、威圧的な態度で話したり、暴言を吐いたりします。
本人は、そういうつもりがない人が多く、本人は気が付いていない人も多いようです。
アスペルガーは、社会生活においては、ある程度の気遣いもします。そのため「ちょっと変わった人」という程度の人も多くいます。
しかし、家に帰ると、それらリミッターが外れて、思ったことをすべて口に出します。
アスペルガーは人混みが苦手
発達障害と言われる人たちは、とても人混みが苦手です。
初詣やデパートや祭りなど、とにかく人が多いところでは、いろいろなものが目に入り気持ちがざわざわしてきます。
そのざわざわはストレスとなり、イライラしてくるのです。
よく、パートナーを見てみてください。
特に人ごみでイライラしていませんか?
アスペルガーと思われる人とは、祭りやデパートなどに行かないことです。
遊園地など楽しみたいという気持ちはとてもわかりますが、アスペルガーはもって1時間~2時間が限界です。
ほとんどの確率で、ちょっとしたことで怒りだしたり不機嫌になります。
できるだけ、人が少ない公園などを選ぶ方がいいです。
デパートは、自分だけで行った方がいいと言えます。
アスペルガーは人の話を聞くのが苦手
アスペルガー症候群は、今まで得た知識や経験に絶対的な信頼を置いて話をします。
その為、相手の話に耳を傾けることがとても苦手です。
話し合いをしようとしても、一方的に自分の意見を押し通す話し方をするために話し合いなどできない人が多いです。
大きな声、威圧的な態度で、自分の意思を伝えるのは、子供のころから泣いて、怒って、カンシャクを起こして自分の意思を伝えてきた生き方をしてきたためです。
アスペルガーは、話をしていたら、突然怒り出すことがあります。
「えっ?聞いただけだよね?なんで突然怒り出したの?」となったことはありませんか?
話の途中に、予期もしてない質問をされたり、反対意見を言われると、アスペルガーはパニックに陥ることがあります。
その状態になると、突然攻撃的になり戦闘態勢にはいってしまうのです。
こんな、アスペルガーは話し合いなんてことはできないのが現実です。
まわりの人に対する影響
アスペルガーは、社会生活においてはある程度は順応していても、家に帰るとリミッターが聞かず
やりたい放題してしまうことがあります。
そして、その行動は、「亭主関白」と簡単な言葉で片付けられることもあります。
被害者である奥様方は、誰に相談しても
「うちも、そんなものよ~」
「男なんてそんなものよ~」
「適当にしていればいいのよ~」
と適当な回答で終わってしまう。
結局、「私がいけないのかしら~」とご自分を責めるようになります。
それを、一般的に「カサンドラ症候群」という状態でうつ病になるケースが多いのです。
離婚を考える
離婚を考える相手への不満として、アスペルガー症候群ということも少なくなく
今まで我慢してきた結果、一緒にいる意味も分からず、自分の存在感や自尊心を失い
生活を共にできなくなることがあります。
残念ながら、アスペルガー症候群は、先天性の障害で治ることはありません。
しかし、専門の精神科にてカウンセリングを受けることでアスペルガーの特性を緩和して
夫婦生活をやり直している方もいます。
発達障害の相談窓口は、各都道府県のホームページなどに医療施設や支援センターの一覧表が公開されています。
一度、相談されてみてはいかがでしょうか?
状況におじて、離婚の相談も含め相談に乗ってくれますので、第三者に相談してみてはいかがでしょうか?