いつも怒っている。いつもキレている旦那さんって多いですよね?
車を運転すれば、まわりの車の運転の仕方に文句を言って・・・・
会社から帰ってくれば、会社の人の悪口に始まり、何かと小言を言い続ける・・・・
本人は、普通に話しているつもりかもしれないが、いつも怒って話している。
モラハラだったり、DVだったりと そんな旦那に疲れ果てて離婚を考えている人も多いだろう。
自立ができるのなら、さっさと離婚してしまうのも一つの方法ですが・・・・・
実際問題そんなに簡単に離婚なんてできるものでもないでしょう。
なぜすぐに怒ったり、キレたりするの?
すぐに怒ったり、キレたりする人に共通するのは
すぐに感情を表に出して、思ったことを口に出す人がほとんどです。
普通の人が、怒らないようなことでも・・・・・
笑って話していたと思ったら、急に怒りだして・・・・
「何が起きたのだろう?」と驚くことがある。
ファミリーレストランや旅行先で、怒鳴っている旦那さんを見たことがある人も少なくないでしょう。
楽しい場所で、どうしてそんなに怒ることがあるのでしょう?
ファミレスで店員に大きな声で怒鳴り散らかして、それを見ている子供たち・・・・・
子供たちは、楽しいのだろうか?
そういう人の特徴として、アダルトチルドレンだったり発達障害だったりします。
子供が何かを伝えようと泣いたり、かんしゃくを起こすのと同じで
怒りながらしか物事を伝えられない人が存在するのです。
アダルトチルドレンとは
一般には、機能不全家族で成長した場合、すわわち「親からの虐待」「アルコール依存症の親がいる家庭」「家庭問題を持つ家族の下」で育ち、その体験が成人になっても心理的外傷(トラウマ)として残っている人をいいます。破滅的、完璧主義、対人関係が不得意といった特徴があり、成人後も無意識裏に実生活や人間関係の構築に、深刻な影響を及ぼしています。
他にも、過保護で育ったり、家族に理解されず引きこもったり、親の期待に応えようと育ったりして成人したため
「自己防衛」が強くなり認知の歪みを引き起こしている場合があります。
アダルトチルドレンは、後天性のもので認知の歪みによるもので治す方法はあります。
アダルトチルドレンは、自分をダメな人間と思う人もいますが、自己中心的なわがままな成人も沢山います。
発達障害とは
一口に発達障害といってもADHD、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害など、さまざまな種類・症状があります。アダルトチルドレンの後天性に対して、発達障害は生まれ持って出た先天性のものになります。
認知療法等で回復できるアダルトチルドレンに対して、発達障害は治すことができない特徴を持っています。
ただ、意識して気を付けている人もいますので「諦めなさい」ということではありません。
脳のつくりによるもので、考え方そのものは変わらないのですが行動をルーチン化したりすることで
ある程度セーブをできるようになります。
共通して言える特徴
- 物事を極端に白か黒(0か1)に分けて考える。
- 少しのミスでも完全な失敗と考える。
- 一度しか起きていない出来事を何度も何度も繰り返されたように感じる。
- 少しの悪いことに拘り、他の良いことに気が付かない。
- 良かった出来事も悪かった出来事に置き換える。
- 心を読みすぎて、相手の感情を読み違える。
- 先を読みすぎで、間違えた予想をする。
- 過大解釈や過小評価など読み違える。
- 自分がこう感じるから間違いない」と自分の感情を現状を証明する証拠として考える。
- すぐに「こうすべき」「こうすべきでない」と考えてしまう。
- どんなことでも「一般化」して考えてしまう。
こういう特徴を理解してあげることは、とても大切です。
「あ~でたでた~またか~」みたいな~
どう対応するか?
さて、こんな特徴を持った。アダルトチルドレンや発達障害・・・・・
どう対応していくか・・・・
『ゆっくり、相手を否定せずに 話していこう』
なんて~マニュアル的なことを書いたら・・・・・・
「話して聞く相手なら苦労するか!」とすかさず突っ込まれるに違いない。
そうなんです。
話してわかる相手ではないんです。まずそれをきちんと知っておくべきでしょう。
だから喧嘩になるんです。
「じゃ~どうしたらいいの?」
ある程度は聞き流すことも大切でしょう。聞こえないふりをするのも大切でしょう。
暴力からは逃げましょう。
「え~何も解決にならないじゃない~」と言われるかもしれませんが、仕方ないのです。
それがあなたのパートナーなのだから・・・・・・
そんな人生悲しすぎる・・・・・・
「もう離婚しかないじゃないの・・・・・・・」
いえ、一つだけ方法があるのです。
旦那さんが、珍しく優しく話しかけてくれた時・・・・
「今みたいな話し方されると安心できてうれしい」とか
珍しく怒らなかったとき
「ごめんね、今度から気を付けるね。怒らなくてありがとう」
などと褒めてあげることです。
実は、アダルトチルドレンも発達障害も褒められることや
理解されていることに慣れていないので効果は絶大なのです。
こうして、少しずつ手なずけていくことが大切です。
カサンドラ症候群
ちなみに、こうした発達障害等の旦那さんを持って苦労している方は大勢います。
近所の友達に相談しても、「あら~いい旦那さんじゃない~うちなんてもっとひどいよ~」
お義母さんに話しても、「ごめんね~あの子本当はいい子なのよ~」
自分の親に話しても、「そんなもんよ~」と誰にも理解されず苦しんでいる人のことを
カサンドラー症候群といいます。
本当に苦しい時は、心療内科を受診することをおすすめします。
昔は当たり前だったかもしれませんが・・・・今は本当に多いんです。
カサンドラの方にお勧めなのがこの本です。一度読んでみてください。