私は、いつもWindowsパソコンと9.5インチのiPadをいつもカバンに入れて持ち歩いていたのですが私もYouTubeなどを見て、「iPad Proがあればパソコンはいらない」みたいな動画を鵜呑みにして、昨年Cellerモデルの256GBモデルのiPad Pro 12.9インチとSmartKeybordやMagicMouseやApple Pencillなど入れると18万円程度を出して購入した。
結論から言うと、今はほとんどiPad Proは使っていません。
では、YouTuber達の嘘に騙されたのか? あいつらは嘘つきだらけなのか?
そんなことはありません、私がもう少し利用目的を整理して購入していれば、無駄に高機能で重たいデバイスを買わずにすんだというだけです。
iPad Proはパソコンではない
そもそも、当たり前のことかもしれないがiPad ProとMacBookを比較すること自体が間違えている。
iPad Proとは、製品名からも一目瞭然で、iPadなのだ。
iPadとMacBookを比較する人はいるだうか?
そもそも、全く違うタイプのデバイスなのだ。ブラウザーの閲覧やメール程度ならどちらでも困ることはない。しかし、iPadで通常の仕事をする人がいないように、iPadを高機能にしただけのiPadでは、ほとんど仕事なんてできないのだ。なのに、どうしてYouTuber達はこぞってiPad Proを高評価で薦めるのか?
そこには、職種の違いが大きい。もともと、Appleを使う人たちはクリエータなど画像を仕事としている人が多いのだ。私のように、大半の仕事をMicro Officeでこなす人とは違う人が多いのだ。
彼らは、クリエータとしての仕事でExcelやWordやPowerPointなどのデータ共有しながら仕事をしたりはしないのだ。
画像編集などは、確かにiPadでもできる。というより、場合によってはiPadの方が扱いやすいことも多い。しかし、Microsoft Officeで仕事をする以上、MacBookでもWindowsとのデータのやり取りの際に、形やフォーマットが変わってしまうため向いていないのだ。
私だって、それくらいは知っていたが、うちの会社はVMwareの仮想デスクトップを採用しているので、DaasでWindowsに繋げばいいと思っていた。
まさか、Ctrl , Alt , Caps ,Tab , ESC ,Del , Win ,Ins などのキーはメニューから選ばないといけないとか、右クイックは指2本でタッチなんて、Excelなんかでどうやって使うんだ?ってくらい使えませんでした。
しかし、現実は全然違った。iPad ProにVMware Holizon Clientをインストールしても、とても使える品物ではなかった。だったら、Microsoft Office for iOSを使えばとインストールしたが、操作方法も利用できる機能も全然違っていたのだ。
結局、今まで通りメモ帳としての機能がほとんどで、大きなiPadととしてしか利用されていないのだ。確かに、iPadにも多くのアプリケーションは存在するものの、私にとって必要ないため、大きくて重たいiPad Proを持ち歩くのが嫌になってしまったのです。
だったら、パソコンを持ち歩いた方がいいという結論に達してしまったのだ。
でも、プライベートでちょっとした外出には、iPad Proだけを持って行っています。
パソコンが不要な時であれば、iPad Proで十分だからです。でも、iPad Air等で十分できた環境だったと思うと、どれだけの無駄遣いだったのかと後悔している。
我が家のiPad Pro
現在、iPad Proは主に娘のお絵かきデバイスとなっている。また、ゲームの荒野行動のための端末として子供たちが使っている。漫画を描くことと、荒野行動が大好きな娘にとっては最高のデバイスらしい♪
でも、iPad Proにだっていいところはある。それは開いてすぐに使えることと、画質が綺麗で音が抜群にいいため、出張先でオンデマンドを見るのには最適なのだ。まあ、それもMacBook Pro14が届くまでの間となりそうだけれど・・・・・
あとパソコンを必要としない、客先で打ち合わせをするために持って行くのであれば、軽くてApple Pencillで手書きで書きながら説明し、記録として残せるなどの利便性は高い。
しかも、クラウド上に置いてある資料類にも自由にアクセスができ、簡単な修正程度なら普通に使えると言う利便性はある。
とくに、システムのマニュアル等を作る時、写真を撮りながら簡単な下書きはiPad Proで作り、仕上げはパソコンで行うなどのメリットはあり、完全に使い物にならないということはない。
無いよりは、1台あることで便利なのは確かだけれど、パソコンを必要とすることが多い私にとっては、高い買い物でした。
タブレットが欲しいのか? パソコンが欲しいのか?
まず、パソコンが必要な人はiPadはパソコンではないということを理解して考えるべきだろう。
ちょっとした時に、プライベートなどでパソコンの代わりとしても使える程度のものという認識が大事だ。
例えば、高校・大学で勉強の道具として使うなら、パソコンよりもiPadの方がたくさんのアプリケーションもあり、学習効率もいい。写真も手書きも音声だって簡単にまとめて利用できるメリットはパソコンにはない。また、持ち歩いて気軽にスマホ感覚で利用したいのであれば、iPadの方が断然起動も早く手軽に利用できる。何より軽いのは嬉しい。
ただ、パソコンについての勉強やレポートを作成するには向いていない。ただ、下書きや材料収集などには、とても手軽で便利だと思う。
私も、打ち合わせ途中で、パソコンを立ち上げて調べるよりは、メモを取りながら、その場でクラウドにアクセスしたり、調べ物ができるのでiPadは打ち合わせ時は欠かせないアイテムとなっている。
もし、Microsoft Officeなどがメインで仕事で使うのであれば、断然パソコンの方がいいのだ。
iPadは、出先などで少し使う程度なら代用できるが、本格的な利用はできないと思った方が現実的です。「いやいや、iPadでもできるよ」という人もいるかもしれないが、効率の良さを考えれば、能力・機能不足と言わざるえない。
ブログやYoutube等の編集であれば、iPadでも十分にできる。写真や動画を撮影してその場で編集するなら絶対にiPadがいいが、撮影したものを持って帰り家で編集するのであれば、パソコンの性能・機能に比べれば太刀打ちはできないのが現実です。
Youtube編集機専用、ブログ編集機専用と位置付けて利用するのであれば、iPadの方が使いやすいかもしれません。タブレットもパソコンも所持しているのであればいいですが、どちらかを選択するのであれば、まずはパソコンを検討した方がいいでしょう。
利用シーンを整理する
ブログやYoutube等だけにしか使わない人は、iPadだけでもいいとは思います。
ブロガーやYoutuberがIPad Proを大絶賛するのはそういうことです。
その場で、すべてが完結できるのですから、絶賛するのは当然です。
しかし、あなたはそんな使い方をするのですか?
大半の人にはiPadとMacBookやMac miniなどの2台持ちを右ススメします。
どちらかとなると、パソコン優先でお勧めします。
iPadは、スマホでも代用できますし、ましてや高額なiPad Proなんて、iPadをバリバリ使い出し機能不足を感じ出したら買う商品です。Youtuberのように、すぐに編集してアップロードすることで収入が上がる人であればいいですが、そこまで必要としている人がどれだけいるでしょう?
iPad AirとかiPadでも、十分な処理能力を持っていることを理解して選択されることをおすすめします。利用目的が定まっていないならiPad Proに15万円も出すならMacBook Airの方が汎用性は高いです。しかし、手軽にYoutube配信などには、iPadが使いやすいです。
仕事でMicrosoft Officeを使うのが目的ならWindowsパソコンを買うことです。
Microsoft Office for iOSには、できない機能が沢山あります。
もし、Microsoft Officeのデータのやり取りで少々資料のフォーマットが崩れたりしても問題なく、様々な場面で利用したいのであればMacBookがいいと思います。
ちなみに、Parallels Desktopの最新パージョンを使えば、M1 MacでもWindows11が動作するようになったので、MacBookを買って、WindowsもMacも使えるという環境を2021.12からできるようになりましたので、それもひとつの手段です。
しかし、そうなると、コア数もメモリーもストレージも増設しないといけないくなるので、安いWindowsパソコンを別に買った方が安いと思います。
ぜひ、まわりの利用方法ではなく、ご自分自身の利用方法を整理してから購入してください。