私は、子供に厳しく、失敗しない人生を教えていこうとしていた。
それは、私自身が失敗を繰り返し、様々な失敗やトラブルに巻き込まれたからである。
だから、子供にはそんな失敗をしないように、今の段階から教えてきた。
家族にしてきたことを、ちょっと振り返ってみた。
- 忘れ物はするな。かならず持っていくものリストに
レ点を付けなさいと教えた。
- 子どもに「危ないからダメ」「危険だからやめなさい」と
いろいろ禁止としてきた。
- 友達の家の中で遊んだら迷惑だから絶対ダメだと言ってきた。
- 嘘をつくなら黙っていろ。
- 「○○しないと絶対に失敗する」「○○しないと失敗する」と
失敗する前に注意してきた。
- 「○○すべき」「○○するのがふつう」と常識を説いた。
- 「努力するのは当たり前」「努力しないやつなんていない」と厳しく説いた。
※などなど書き出せば、きりがない・・・・とにかく、先読みして注意しまくっていた。
私は、なんでも(自分の思う)完璧を目指そうとしてきた。
子どもにとっては、息苦しかったに違いない
そして、私は口うるさい嫌いなお父さんだったに違いない。
私のこの先読みをして行動することは、父親として「子どもを育てる」という意味では
そんなに間違えていなかったと思う。
ただ、頻度と回数が異常でした。
それは、「子どもを育てる」というレベルを超えたものになったのだと思う。
理想的な環境を整え過ぎたことが、かえって子どもを
想定外の出来事に対応できないようにしていたのかもしれない。
私は、お菓子に砂糖をプラスすることで甘くすることばかりを考えていたのかもしれない。
数年前に流行った、「塩スイーツ」のようにシュークリームのうえに少し塩をかけてみたり
スイカに塩をちょっとかけると甘くなったり、ぜんざいにも塩を入れますよね?
たとえ失敗したとしても、それはきっと お菓子の味や質が 子どもの人生だっとしたら
その失敗は塩と同じで、味が豊かになるように 子どもの人生も豊かになっていくのだろう。
私は、このエッセンスをすべて取り除いていた。
チキンスープを作るのに、アクや油をすべて取り除き
味のないスープを作っていたのだと最近感じている。
私が、教えてきたことは、ほぼ自分が失敗したことばかりです。
私自身が、パーフェクトを目指しているから、まわりにもパーフェクトを要求してしまう。
我が家では、NHKの朝の連ドラ「まれ」で流行った
「しっぱい、おっぱい」が流行っている♪
最近は、私も失敗や弱音というものを、惜しまず見せています。
失敗はだれもがすることで、大事なのはそのあとの行動である。
私が、失敗や弱音を見せることで、家族も笑ってみるようになった。
きっと家族も、同じ人間だと思ってくれるようになってきているのだと思う。
パーフェクトでない夫・父親こそが パーフェクトな理想の父親なのだろう~
やはり、ここで思い浮かぶのが・・・・・
「クレヨンしんちゃん」でおなじみのお父さん 「野原ひろし」なのだろう。
もっと、肩の力を抜いて生きていこうと・・・・・・