なぜにすぐお父さんは怒るのでしょう?
実は、私の父もよく怒っていました。私たちの時代は殴られ蹴られるのはそんなに珍しいことではありませんでした。
先日は、登山をしていると、泣いている子供に「おいて行くぞ~もう連れてこないぞ~」と大きな声で怒鳴りたてていました。
まあ、子供が弱音を吐いて、喝を入れているのでしょうが・・・・・
正直、「登山だろう?もっとゆっくり登ればいいじゃん~間違いなく、連れてきたのはお父さんあなたでしょう?」と思ったけれど、もちろん余計なことは言いませんよ。
でも、なんであんな静かな済んだ空気の中、自分の気持ちをコントロールできないのだろう?
とふと思いました。
なぜ、すぐ怒るのか?
以前読んだ本によると、すぐに怒るのは自分自身がストレス発散が苦手な人に多いようだ。
例えば、車を運転していてもすぐにイライラと怒る人がいる。
それは、誰しもが感じる、車を運転することでストレスを感じるわけだが、普通の人はそのストレスを音楽や「まぁいいっか~」などとストレスを逃がす術を持っているわけだが、すぐ怒る人は直感的にそのストレスを処理できないため怒りと言う方法で発散しようとするわけです。
怒りは、自分自身の気持ちまでストレスへと変え負の連鎖が始まるわけです。
最初は、小さなストレスだったはずが、自分自身で増幅させていってしまうのだ。
結果、すぐに怒る、いつも怒っているお父さんが出来上がるわけです。
よく、気が短いと言いますが、それはストレス発散の方法を知らずに生きてきた結果怒ることです。
気が短いのは治る?
「あの人は気が短いから」とよく言われるお父さんも、実は治る可能性はとても高いのです。
ただ、それには本人の自覚が必要ですけれどね。
まずは、ストレスから逃げることです。
「俺はストレスに強い」という人に限って怒りっぽく気が短い人が多いのです。
ストレスに強い人は、ストレスとは向き合わない人を言うのです。
ストレスに立ち向かって平気な人はいません。
「俺はストレスに強い」と言っている人に限って、ストレスに弱いというより、ストレスの発散方法を知らない人たちなのです。
ストレスを感じないように、逃げる術を身に着けることで、気が短い性格は治っていきます。
ストレスからどうやって逃げる?
簡単なことです。「まっいいっか~」と思うことです。
仕事も沢山の仕事が舞い込むと、ストレスでパニックを起こしそうになります。
もちろんなんとかしないといけないのは確かです。
でも、それを怒りに変えれば更なるストレスが自分に伸し掛かってきます。
車の運転をしていたら、みんながみんな交通ルールを守っているわけでもなく、急な車線変更をする人もいます。
一番は、車に乗らないことです。
電車などの交通機関を使ってのんびり行った方がストレスは少なくすみます。
最近流行の煽り運転も同じです。自分で自分のストレスを増大している行動です。
だったら、ストレスの原因の運転を止めることです。
でも、そんなことはできないから、少なくとも余裕を持った行動、無理な割り込みも気にならない車間距離、渋滞が嫌ならお金を使ってでも有料道路を使う。
渋滞の酷い時は出かけない、もしくは渋滞するからこそ、ゆっくり食事やスイーツなど楽しみながら行くなどと、ストレスと向き合わないことです。
怒ったお父さんをどう静めるか?
すぐ、怒るお父さんに「怒るのやめて~」と言って更に怒らせたことないですか?
先にも書いたように、ストレスの発散方法を知らないお父さんの怒りを抑え込むことは更なるストレスを抱え込むだけです。
「怒らないで」と言って怒るのをやめる人はまずいないでしょう。
まずは、その怒りに同調してあげることでしょう。
よくイライラする場面に車の運転があります。
車の運転でイライラする人もとても多いです。
でも、一緒に怒ったら意味がないですよ。「本当に~危ない運転だったわね~みんなあなたみたいに気を付けてくれればいいのにね~」くらいでそっとしておいた方がいいですよ。
「ちょっと気分転換にアイスでも食べよ~」とか気分を変えてあげるのも効果的だと思いますよ。
渋滞でイライラしている時も、「どうせ渋滞しているんだし~のんびりアイスでも食べて行きましょう~」とストレスを発散する手段を提案された方がいいかもしれませんね。
固定観念が強い人ほどよく怒る
固定観念、すなわち こだわり の強い人がよく怒ることが多々あります。
例えば、子供の教育方針や生き方など、固定観念やこだわりの強い人はよく怒る人が多いようです。
最近では、「アスペルガー症候群」という病気が話題になっていて、生まれつき こだわりが強い人がいます。
カレーライスを混ぜるだけで怒り出したり、シチューをご飯にかけただけで怒り出す人もいます。
「えっ? そんなに怒ること?」というようなことでも怒りだす人は少なくありません。
アスペルガー症候群の場合は、生まれつき こだわりが強く、人の意見などに耳を傾けない人も多いようです。
しかし、ただ こだわりが強いだけの人もいます。
そんなお父さんには、とにかく否定するだけ無駄ですので、まずは肯定してあげてからアドバイスすることが大切だと思います。